古くなった一戸建て、リフォーム、建て替え、買い替え、どっちが得か

次は買い替え派の考え方です。つまり引越しをするわけです。それにしても、ライフスタイルの変化を考慮して引越しをするのですから、次の住宅を購入する際も、そのライフサイクルについては、できるだけ長い目で考えた方がいいでしょう。


何といっても家はおそらく人生における最大の買い物です。気に入らないからと気軽にチェンジできる人など殆どいません。そんな買い替えをするのですから、できるだけ豊富な物件と情報をもった相談しやすいパートナーを選びたいものです。良い買替えはパートナーで決まると言っても過言ではなく、その選択基準はやはり実績でしょう。


さて、買い替え派が他と大きく違うのは、今住んでいる家を売らなければならないということです。買い替えをスムーズに運ぶためのポイントは「早期売却」です。自宅はキレイにしておき、建物の状態の調査や補修を心掛けましょう。購入しようという人は第一印象を大切にするものです。


次は買い替えの目的を明確にすることです。例えば、住環境を改善したいのか、広いスペースは欲しいのか、通勤・通学時間を便利にしたいのかなど、買い替えて何を実現したいのかが重要です。しっかり家族で話し合って希望条件を確認しましょう。こうした項目には優先順位も付けておきましょう。


実際の流れについてですが、まず、売却が先行の場合はかなりラクです。売却金額が決まって購入資金に当てる金額も確定するので、購入物件の資金計画が立てやすいからです。ただし、売却残金が購入残金より先に来るので、仮住まいが必要になるかもしれません。購入物件の検討期間も短い方がいいわけです。


逆に購入したい物件が先に決まれば、仮住まいなどの費用もなく、引越しもスムーズに行えます。ただし、購入物件の残金到来時点でも売却未了の場合もあるので、その時にはつなぎ融資の利用なども必要になってきます。どちらがいいかは一概には決められないでしょう。 br />